義父と二人きりになった家庭の歪んだ日常が、次第に歪んだ欲望の捌け口へと変化していく過程を克明に描く官能ドラマ。足立ユリの演じる人妻は、義母の死をきっかけに義父の歪んだ愛情の対象となり、次第にマゾヒロインとしての自覚を覚えていく。最初は優しげな仕草に隠された義父の触れ込みから始まり、指の動きが次第にクリトリスを擦る刺激へとエスカレート。指の動きに思わず漏れる吐息が、やがて激しいピストンに変わる過程で、愛液の滴る音と共に初めての絶頂を迎えるシーンは圧巻だ。
義父の欲望が暴走する夜更けの書斎でのシーンは、背徳感と快楽の狭間で悶える足立ユリの表情が秀逸。壁に押しつけられた状態から無理やり下着を剥がされ、抵抗虚しくも疼きだす体を義父に弄ばれる様は官能美の極み。クリを舌で舐め回される快楽に、自覚したマゾの体が激しく痙攣を繰り返し、白濁が太腿を伝う様は背徳感と快楽の相乗効果がたまらない。
日中は良き義父を演じる男の二面性が、夜になるたびに暴走する欲望と相まってドラマに深みを加える。足立ユリが次第に堕ちていく過程で、自ら腰を振り始める転落シーンは圧倒的な見所。自ら求める腰の動きが激しさを増し、相互の快楽が絡み合う様は汗と愛液が混じり合い、絞り出すように溢れ出す潮が畳みを濡らす。
クライマックス近くの緊縛プレイシーンは、縄の食い込む肉感と喘ぎ声の相乗効果がたまらない。抵抗するそぶりに見せつつも疼く体を晒し、絶頂の瞬間に放たれる白濁が縄を伝い落ちる様は本作の集大成。マゾの快楽に目覚めた足立ユリの、最後の恍惚の表情が全てを物語るラストは余韻を残す。